2012年1月28日土曜日

哲学カフェの運営に興味のある方募集中です。

2/18(土)に哲学カフェを開催します。くわしい情報はこちら

小金井哲学カフェは、昨年6月にはじまり、これまで月一回のペースで開催を続けてきました。
しかし4月から、現在の進行役が小金井で活動を続けることがむずかしくなりました。

つきましては、哲学カフェの開催、運営に興味のある方に、
できれば4月からの小金井哲学カフェの運営を引き継いでいただけないかと考えています。

開催ペースや運営方法に関しては、開催者に一任します。
引き継ぎや開催の手続きに際しては、現在のメンバーが当面サポートいたします。
哲学カフェを開いてみたいという方、ぜひご連絡いただけると幸いです。

問い合わせ:koganei.philosophycafe(アットマークを入れてください)gmail.com

2012年1月22日日曜日

1/22 哲学カフェまとめ


今回の哲学カフェのまとめです。

posted at 15:03:39
テーマは前回に引き続き、「迷う」です。今回は3名の方にお集まりいただきました。
posted at 15:04:13
最近、「迷う」経験をしたこと。

A:休日にフィットネスクラブに行くかどうか、迷った。家にいればいたで、リラックスできる。
結局、家で過ごしてしまった。

posted at 15:13:53
B:夕飯に何を作ろうかなと「迷う」。

posted at 15:16:33
C:ベルリン・フィルのチケットを買う。ある時間にいれてしまうと、他の公演が見られなくなるが。早く買わないと、なくなってしまう。
posted at 15:20:27
進行役:スーパーに行ってから、夕食のメニューを決める場合は、何を作ろうかということはあらかじめ考えていない。
posted at 15:22:03
A:フィットネスクラブと、チケットの例は、排他的な決め方をしている例。ある程度選択肢が決まっていて、どれかしか選ぶことができない。

posted at 15:22:37
D:買い物の例は、何を買うかどうか迷う前に、選択肢すらが更地な状態。ごはんをつくることは決まっているが。
posted at 15:24:04
D:最近の2つの迷い。今日、哲学カフェに来るかどうかということがひとつ(笑)
もうひとつは、渋谷で時間が余ったとき。渋谷で過ごすことは決まっているが、何をしようかは迷っている状態。
posted at 15:26:27
A:前者は、フィットネスとベルリン・フィル。後者は、夕飯の献立にそれぞれ近いのでは。
posted at 15:27:02
進行役:前回の議論だと、「迷う」について3つの種類が出た。1つめは、具体的な選択肢がわかっているが、選んだあと、結果的にどうなるかわからない状態(今回だと、フィットネス、ベルリン・フィル)。
2つめは、単に道に迷うといった場合の「迷う」。それは行き先は決まっているが、プロセスがわからない状態。
posted at 15:29:08
3つめは、人生に「迷う」といったときの状態。目的もよく分からないし、無限の選択肢が導き出せる状態。
いま出してもらった買い物の例と、渋谷の例は、この3つとはまた少し違った状態。

posted at 15:29:46
これらの例は、選択肢について、自分に聞いている状態。例えば、自分に何が食べたいか聞いている状態。これは前回にない議論。

posted at 15:32:28
D:渋谷の例でいうと、無目的な時間をここ数年体験していなかった。渋谷を歩く人は、何か目的をもって行動しているように見えた。自分はそうではなかった。
posted at 15:35:15
A:ただ、その中には無目的に歩いている人もいるかもしれないが。
posted at 15:37:08
C:無目的な時間の特徴とは何か。考える自由、時間を与えられている。
posted at 15:41:36
D:ふだんの追い立てられた時間を逃れた瞬間。
posted at 15:42:46
A:仕事上でも選ぶときがある。選んだあとの結果、責任が伴う。渋谷の例、買い物の例は、説明責任はない個人的な選択。周りに説明責任が出てくるか出てこないか。選択の重要度によって違いがあるが。
posted at 15:45:29
進行役:しかし、他者性だけでは測れないところもある。
A:就職先を選ぶことは、かなりパーソナルだが、重い問題。
posted at 15:47:47
進行役:いままで、「迷う」を個人的な問題にしてきたが、みんなで「迷う」という状態がある。
posted at 15:48:53
A:みんな決めきれなくて、上司に一任してしまう。
D:政治でも同じ。
posted at 15:50:35
D:自分で決めるという前提で、他者性が関わってくる。みんなで迷うという場合は、組織のガバナンスに関わってくる。
posted at 15:51:07
進行役:個人個人は迷っていなくても、社会全体として迷っている状態があるように思える。原発に賛成、反対、決めている人がそれぞれいる。集合的に迷っている。「社会が迷走している」という場合。
posted at 15:53:53
B:選挙もそう。
A:自治体選挙で首長が選ばれた。決まったが、市民の間で迷っている層がいる。
posted at 15:57:48
進行役:結果が出たあとでも、迷っている人がいる。集団だけでなく個人の中でもあること。就職先を決めたけれども、迷いが残るという例が前回出た。
posted at 16:06:13
A:B案に決めたけれども、A案で迷っている人がいつづける。
posted at 16:07:28
D:集団での意志の統一はどういうことか、という問題につながる。
posted at 16:08:01
D:党議拘束があると、本来の議会制民主主義が働かないことがある。
臓器移植法では、党議拘束がなくなった稀有な例。
posted at 16:09:52
5分のブレイク。
posted at 16:20:37
進行役:集団が、「迷う」ということをもう少し考えたい。
posted at 16:24:18
進行役:情報が足りないから、「迷う」ということがある、というのは前回出た。
posted at 16:28:45
取捨選択した情報によって、選択肢の幅が決まっている。twitterでは、自分の好むツイートを知らずのうちに集めてしまう。
posted at 16:30:30
進行役:情報過多で迷ってしまう状態もある。いままで知らない情報を得ることで迷ってしまう。
posted at 16:33:42
D:取捨選択した情報、材料集めの段階、さらにそれにどう判断を加えるかという段階がある。
posted at 16:38:03
進行役:あとから、情報が与えられることで再び迷うということもある。
posted at 16:46:31
C:意見を出し合っていくことで、同じ「迷う」ということが変わってくる。
posted at 16:47:00
進行役:「迷う」ことの積極的な意味。寝かせることで、違う意味が出てくる。というのがこの前の議論だったが。みんなで迷うといったときに違った意味は出てくるか。
posted at 16:50:21
D:夫婦喧嘩をみても、結果として同じでも、プロセスが違うということがある。
B:喧嘩をすることで、お互いに分かり合える。結果が同じでもプロセスが違う。
進行役:プロセスを踏むことの意義。哲学カフェもある意味では同じかもしれない。
posted at 16:51:38
D:決断をすることで、次のステップに進めるということもある。議論をとめないといけない瞬間もある。
posted at 16:52:47
今日は4人の方に集まっていただきました。次回は、2月に開催予定です。ブログその他で告知いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
posted at 17:08:46

2012年1月11日水曜日

次回の哲学カフェを1月22日に行います!

あけましておめでとうございます。

次回の哲学カフェを1月22日に開催します。
今回は予約は不要です。
どなたでも気軽にお越しください。

日時:1月22日(日)15:00-17:00
場所:小金井アートスポット シャトー2F
(アクセスのページをご覧ください)
料金:飲み物代のみ

テーマ:「迷う」とはどういうことか?
(前回と同じテーマです。前回不参加の方も大歓迎です)

たくさんの方のご参加をお待ちしております。